記事一覧

東京電力福島原発事故について今思うこと 5月3日

①差別のこと

まず、今日現在、まったく原発事故の収束が見えていない。
次々と新たな問題が出ている。

今日は
・汚泥の放射能がコンクリートの材料として拡散
・海底から放射能が検出
・牧草から放射能が検出
・野菜の検査実施等が曖昧。

まず、汚染が水、空気、環境全てに及んでいる以上、
今後も必ず、続々とこういう問題が起きる。

さらに、放射能の、どの核種が、どこに、どのくらい広がっているかについて
正確な情報が出ていない上に、それは今後も増え続けていく。

だから、今は福島が危険、と言う話になっていて、それは近いから当然なのだが、
関東が大丈夫、と言う根拠はどこにもない。

何故関東、というかというと、関東に来た福島の方が差別を受けた、と言う話があるからと、

そしてもう一つは、ツイッター等で見ていると、関東でされる話が
余りに対岸の火事を見ているような視点が多い気がするからだ。

関東にしろ、そしてもっと遠い地域にしろ、
局所的に高濃度かもしれないし、今後高濃度の食品が流通するかもしれない。

放射線濃度が低いとはいえ、関東でも通常以上の放射能は確認されている。

低線量被ばくの被害が確率的と言うなら、
その確率の中に自分が入らない根拠はどこにもない。

つまり、あなたもあたしも被ばくしている。
だから、福島の人を差別する理由など、どこにもない。


②反原発派、推進派などのこと

日が経つにつれ、問題の細分化が始まり、
ツイッター上では様々な問題が枝分かれしてそれぞれに発言が増えていく。
安全と主張する側はそれを根拠に危機派に意見し、
責任の追及が現状の危機への対応を遅らせる。
むしろその情報の洪水の中で、本質が無くなっていく恐怖がある。
それに触れるたび、自分の基本スタンスを考えることが増える。


・自分はずっと放射能に反対だったし、放射能の危険を知っていた。
 国や電力会社の言う「安全」なんて何一つ信じてはいなかった。
 いつか事故が起きたらそのときわかるよ、と嘯き、
 現実に慣れ、思考停止し、原発反対の声を大きく上げなかった。
 実際に事故が起きた今、自分にも責任はある、と思い、罪の意識を感じている。

・罪の意識も、自分も被ばくしていると言う実感も感じながら、
 それでもパニックにならずに、被害の実態を知りたい、と思う。

・今起こってしまったことへの命の被害を最小限にするための、
 現状を変えるのに有効な意見を持ちたい。

・自分で消費する電力を減らすための努力は極力する。
 今までの電気の無駄は指摘したい。
 原発やめても電気は大丈夫、と楽観的に言う気はないが、
 需要と供給が本当はどうなっているのか知りたい。

・今後どんどん増えるであろう、無駄な吊るし上げには加担したくない。
 原発を無くしていくための具体的な方法論を持ちたい。

・安心していい根拠はどこにもなく、
 すぐ死ぬほどの危険は今は局所にしかない。


自分のベースを作らなければ。



スポンサーサイト

コメント

1. すみません一言です。

被災地の現状とは
情報のありかたとは・・・
机上論とは

なんでしょうか・・
僕には良くいまだにわかりませんが
ただ自分の目でみて、漂流物に触れて
はじめて分かる何かがありました
言いようの無いなにかがありました
胸を突き上げるなにかがありました・・

机の上からだけの情報発信に懸念を感じます。

元、原発作業員です。
失礼しました。

2. Re:すみません一言です。

>カサマさん

コメントありがとうございます。

関東にいて、被災地のことを考え、
胸が塞ぐ日々です。

20年ほど前、原発の危険を知り、
積極的に反対運動をしました。
六ヶ所に行き、デモに行き、
抗議行動に参加しました。

8年前にはイラクに行き
劣化ウラン弾の被害にあった
子供の現状を見てきました。

逆に事故が起きた今、
そうして体を動かして実感したことを
役に立てることができなかったと、
今、後悔し、
ただ少しでも、放射能の危険が
正しく伝わるよう、
一人でも原発を止めたいと思う人が増えるよう
願っています。

コメントの投稿

非公開コメント